NatumeHasegawaの日記

これは日記であり、遺書であり、言葉で言い難い思いを込めたものである。

人生、雨模様。#1

私は人生を何度か諦めようと思った事がある。

 

はじめて死にたいなと思ったのは小学五年生のころだった。

小学校に入ってから、ただただ一年一年が楽しく年を重ね、体だけが大きくなっていった私とは違って、同級生は心もとても成長していた。

 

空気を読んだり集団行動が当たり前な世界になっていたの気づけず自分のしたいことだけをしていた私はいじめとまではいかずとも小学生特有の誇張したいじりを受けることになった。

 

当時の私はそれがとても辛かった。やることなすこといじられるのだ。何が悪いかわからなかった。友達だった子たちも何も言わない。励ましもない。ということは、これはみんなの生活の一部であり、私だけが異常で異質な存在なんだなと思った。

 

いじりが続けば続くほどほど「ここにいたくない。死にたい」と考えたものだ。

だが、毎日学校に行った。母にも相談した。その当時、母に何を言われたかなんて今は覚えていないが励まされたのだと思う。

 

そんな日々が続いた休日のとある日、私は家族が全員出払っているときに食パンにシュガーバターを塗ったものをトースターで焼いていた。

数分後、なんか焦げ臭いなと思ったらトースターの中に入ってるパンから火が出ていたのだ。

当時の思考回路は今の私にはわからないが私はそれにびびって、アパートの二階のベランダからパンを投げ捨てたのだ。

地面は砂利が敷き詰められたものだったから何かに燃え移ることはなかったがその燃えるパンを見ながら「私もここから落ちたら」なんてことを考えた。

 

今思えば運が良ければ二階から落ちただけで死ねたかもしれない。だが、その当時の私は確実にここから飛び降りたら死ぬと思った。

死ぬことが怖くなった。なんで、こんなこと考えてんだろうとも思った。

声が出ない涙が出た。それからも毎日学校に行った。結果的に私をいじるのが楽しくなくなったのか。気づかないうちにいじられることはなくなっていった。

 

いじられることは今でも苦手だ。口調をマネする人も苦手だ。

でも、今は流せれるようになった。強くなれた。

だけど、当時の思いとともにそのことを思い出すだけで涙が出てくる。

本質は全然強くなれてないのかもしれない。

メッキで自分を囲い、強くなってるふりをしてるだけなのかもしれない。